2012年6月9日土曜日

生日快乐

とは、日本語に訳すと「お誕生日おめでとう」という意味です。4月の赴任時に、何とかして早く中国に馴染もう!頑張ろう!的な気持ち(焦り?)が強くて、会社の中国人ローカルスタッフ(私の直属の部下の中で一番偉い偉い方)との会話を、以下、日本と中国の文化慣習の違いを事実として、私と(日)とその方(中)の台詞たちを記します。(注)その方は日本語教育を受けていて親日感情も大変強い女性の方です。 (日) 「今度、部署でコンパでもやりましょうよ。私の歓迎会も兼ねて・・・」 (中) 「中国には歓迎会(という文化慣習)はありません。」 (日) 「へぇ~。そうなの!?てゆうか、皆さんとコミュニケーション図りたいだけだから、普通にお食事会を企画してよ!もちろん、全額奢るからさ。お金は私が全部払うから・・・。」 (中) 「そうですね。わかりました。」 (日) 「あ。あと、〇〇さん(私の前任者で7月帰国予定の方)の送別会も考えといてね!(どうやら送別会とい文化慣習はあるそうです。)」 ~中略~ 暫く(1か月半)経って、、 (中) 「6月6日でどうですか?」 (日) 「いいですよ。てゆうか、実は、この日は私の誕生日です。みんなでお祝いしてくれるってことですか?気が利いてますね!嬉しですよ!」 (中) 「知りませんでした。偶然です(笑)」 (日) 「いや運命だな(笑)てゆうか、中国にも誕生会ってあるの?ケーキとか食べるの?」 (中) 「ありますよ。でも中国の場合は、周りのみんなが誕生日の人へ贈り物とかするんじゃなくって、誕生日の人がみんなへ贈り物をするんですよ。」 (日) 「ええっ?マジそうなの?日本と逆なの?」 (中) 「本当ですよ!」 (日) 「ふぅ~ん。わかった。じゃあケーキ買ってきてね!お店に持ち込んでみんなで一緒に食べよう!もちろん、全額私の奢りで・・・。店はどこでもいいから任せるから予約しといてね。」 (中) 「はい。わかりました。」 とゆうわけで、買ってきてくれたお誕生日ケーキがこれです。 普通らしいのですがけっこう大きいです。味については例によってノーコメントです。 そのようなわけで、「送別会&誕生会という企画コンセプト」で会は開催されたわけですが、会場の中華料理屋さんに到着し、個室に入ると、幸か?不幸か?偶然か?部屋にネズミ出まして、普通に日本的な感覚だったら、客であるうちの女性社員たちが「キャーーーっ。」とか大騒ぎしそうなものですが、お店はお店で「大変申し訳ございませんでした。お詫びの記に何かサービスしますので・・・」とか、そうゆう展開になりそうな気がするんですが・・・じぇんじぇんちがうんですよー。この国は、、、ハイ。 この国は「人治国家」なのです。いえいえ日本でも「人と人の繋がり的な世界」もそれはそれでありますし、中国は「立派な法治国家」です。 と申しますか、私と前任者の2名の日本人と部署の中国人スタッフ9名(そのうち女性7名で男性2名)で総勢11名でしたが「客人であるうちの社員の女性7名が、なにやら作戦会議を始めるんです!! (私) 「何の作戦会議してんの?」 (女性社員) 「どうやって割引させようか?の作戦会議です。」 (私) 「・・・・・。あ。ネズミをネタを使うのか・・・。」 以下、(客人)と(店員)の間で繰り広げられた交渉(バトル)を台詞風に。なお、台詞の後の【】内のコメントは、後から聞いた事実(解説)?と私の感想です。 (客人) 「(ネズミを掃除に来た若い男性の店員に向かって)食欲が無くなったから、部屋を変えろ。それに、あんたじゃ話になんないから、マネージャーを呼んで来い。」【これも作戦の一部なのでしょう。軽いジャブみたいです】 (店員) 「部屋を用意したので見に来てください。」【ふぅ~ん。お店側の「勢力を分散させる作戦」なのか・・・。】 ~全員部屋を移動~ (客人) 「椅子がひとつ足らネーな。立って食べろってことかよ?」【店側も下手くそだな。ミスだな。またしてもツッコミどころを増やしてしまいました?】 ~店員が椅子を持ってくる。(途中、はじめに持ってきた椅子がちがうとかなんだとかもありましたが、ここの部分の説明は長いので省略)~ (客人) 「マネージャー早く来いよ。遅いよ。いつ来るんだよ。」【店側が誰(どのクラスの人)を出すか検討中な感じ。=作戦会議時間が増える。】 ~マネージャー(それなりの権限を持った責任者)来了~【怖そうな女性が登場】 (客人) 「ネズミが居たんだけど、気持ち悪くて食欲でないんだけど、私たちのこの精神的障害をどうしてくれるの?」 【どうしてくれるんだ!という具合に、最初は相手から条件を引き出すのが作戦(の基本中の基本)だそうです。それに対して、本論とはまったく関係の無いアドリブツッコミを入れる作戦みたいです。】 (店員) 「レストランだったら、どこでもネズミくらい居るよ。」【うおおー。店側は完全開き直りな強気な態度です。徹底抗戦モードです。戦場に火が点火しました。】 (客人) 「開き直ってんじゃねーよ。でも、部屋で見たのは初めてだな。つーか、写真も動画も撮ったから、今この場でネットでUPしてやってもいいんだぜ。」 【えええええっー?これって恐喝じゃないのー?なんだか日本の昔のヤクザ映画をライブで見てる感じです(笑)】 (店員) 「~(無視・しかと)~。」 【つーか、別にやってもいいけど、的な感じ?って、それでいいんですかぁー?日本だったら、そんな動画がネットに出回ったら、そのお店の評判が悪くなると思うのですが、どうもすみませんでした。私の感覚が単に日本人的なだけでした。ですから、おそらく、中国では何ら影響もないのでしょう。汚いのが普通なので・・・。】 (客人)「半額にしろ。」 【えええええええええっー!って、しかと返しの術?いきなりここで本論(値引き交渉)へ展開するのですかー?てゆうか、ネットUPはもうしないの?あ。そっか、そっか、しても意味がないのか・・・。個人的にはして欲しかったんだけどなぁ~。】 (店員)「半額は無理だ。だったら食べないで帰ってくれ!再見!」 【えええええええええええええっー!値引き割合の問題なのぉーーー!?】 (客人)「再見(さようなら=帰れ)!とは何事だー!こっちは客人だぞー!だったら、いくら(何割)だったら値引きできるんだよ!」 【え、え、え、え、えええ、え、え、えええ。やっぱ議論の焦点は”割合%の話”なのですね・・・。】 (店員)「1割引なら出来る。」【・・・・・。・・・・・。もういいです。十分です。私はおなか一杯です。】 (客人)「ざけんじゃねぇーよー。なめてんのかー。私たちの精神的負担がたったの1割引きかよー。ネズミを見せておいてそんなんですむわけないだろー。話にならねー。(他にも暴言、恐喝?脅迫?〇※▼×☆‘@$■◎、放送禁止用語?などなど多数の台詞がありましたが、ここが一番長くて15分くらい続くのですが、ムリです。書き切れません。)」 【いや、てゆうか、そうゆう問題じゃないと思うんだけどぉ・・・。いや、私にはあなたたちの方が・・・・。ちなみに、私を含めた日本人男性2名と中国人男性社員2名は、終始無言。きょとん。まるでハトが豆鉄砲をくらった。ってこういう状態をいうのですね!あ。やば。ハトなんて単語出すと食べられちゃう・・・。】 (店員)「だったら何割なんだよ。」 【そうなんですよね。ここは、この場面は、このまま普通に数字の話を進める場面なのですね!ハイ。私にとってはとても勉強になります。】 (客人)「3割引きだな。」 【って、、、女性7名が全員一致で3割と言ってるところがすごいんですけど、、、すごく不思議なんですけど・・・。何故???あ。そっか。事前作戦会議の場で決まってたのね!目標値が30%引きだったんですね!】 (店員)「さすがに3割引きは無理だ。けど2割引きなら、責任者に掛け合ってみる。」 【店の人がとっさに部屋から出て行きました。どうやら電話で確認してる風ですが、絶対に確認していないらしいんです。中国の交渉術は難しい。。】 (店員)」「(戻ってきて)確認したところ2割引きでOKだった。」 (客人)「仕方ないな。(怒り口調で諦め気味に)。そんなことよりも、おかげさまでおなかが空いた。早く注文しよう。」 【って、2割引きならいいじゃん。目標3割に達しないことに対して、そんなに怒らなくても私は良いと思うのですが・・・、てゆうか、あのぉ~。どうもすみませぇ~ん。みなさん方、ものっそしっかり楽しそうだったんですけどぉぉぉぉぉー。てゆうか、勝ち誇った感!?勝利の美酒で乾杯!?って、店に到着して、ようやく乾杯にたどり着いたのは、なんと45分後でした(笑)】 と申しますか、そもそも、「送別会&お誕生日会」が主目的じゃなかったの? と申しますか、「私が全額奢る約束」なのに、なんで皆さんが、あんなにも超ガチで値引き交渉するの? と申しますか、たしかに、「総額2600元のところ20%引きで、なんと520元も私は得をしましたぁ~?」 と申しますか、真面目な話として、「何のため?お金のため?誰のため?私のため?自分が楽しいから?交渉(戦うこと)が気持ち良いから?チームワークの勝利の一体感?人治国家としての正義感?コミュニケーション?あ。わかった!お店のサービス向上へ向けての提言?しいては社会をよくするため?ん?それとも、、私の前任者方への中国の思い出作りのための前座ライブ?私の上海スキルUP(勉強)のため?」 んんんんんー???どれもこれじぇんぶちがいそうですね。はい。あまり考えない方が良いみたいです。 ハイ。おかげさまでとっても楽しい誕生会でした! だって、ホテルで独りで誕生日は淋しいですもんね! 【ネズミさん出てきてくれてどうもありがとう!】↓↓↓って、ソコかよ。。

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